この楽器を手に入れたのは2007年頃。気がつけば長い付き合いになった。
今日はわたしが使っているSugi NB4を紹介する。
お姿
最高である。最高 of 最高である。
トップ材はバールポプラ。バックはアッシュ。Sugi特有のアクアティンバーメイプルを使ったネックにココボロ指板。
杢目の入り方が奇跡と言えるくらいバランスが良い(と思っている。)
Made in Japanの「いい仕事」の楽器だと言うのが見た目で伝わってくるこの感じ。色合いもあってかなんとなく「和風」という言葉が浮かぶ。
なんとなく優しそうな印象を受けるのだが、ブランドロゴがコウモリというのがまたおもしろい。
弾き心地
抜群である。バツグーン。
ネックの形状のおかげか、ネック幅の設定が絶妙なのか、最初に握った時から手に馴染む印象。
TSCで激鳴りモディファイ済であり、弦高もかなり低く、ノンストレスで弾ける。これでも弾けない曲が多数あるのはもう自分のせいとしか言いようがない。反省。
弦間は18mmピッチのため、2フィンガーもスラップもやりやすい。1mmの差がこんなにも大きいとは思わなかった。
別ブランドの5弦ベースを持っているが、これもSugiにしたらものすごい弾きやすいんじゃないだろうかと考えると夜も眠れない。
眠れなくて困ったので、勢い余ってNB6をオーダー中である。なんてこった。
音
クセがなく、素直で使いやすい。
表現が難しいが、女性的な印象というか、とてもキレイな音。
音が素直なためかエフェクターのかかり方もよく、ジャンルを選ばない。
これまたMade in Japanらしく非常に優秀な道具である。
日頃のお世話
メンテナンスフリー。使ったらちゃんと拭く、たまに指板はオイルでメンテする。以上。
ネックは安定しっぱなしでロッドを回したことがない。
これがアクアティンバーメイプルの力なのか…。
何にしても、ちょこちょこ触るのが大事ってことですかね。
カスタマイズ
実施したメニューはこんな感じ。
- Light touch 激鳴りモディファイ
- V-Bass用ピックアップ埋め込み
- フィンガーランプ装着
激鳴りモディファイの効果は大きかった。
ローアクション化され、軽いタッチで鳴る。抜群の弾きやすさに大きく貢献している。
フィンガーランプの形状はちょっとしたポイント。
4弦側は、ピックアップに高さを揃えず、弦間と合うように調整してもらった。
これで仮想的な5弦に親指を乗せてピッキングしているような感覚で弾け、他の弦を弾く時と感覚を揃えることができる。うーん、我ながらナイスアイディア。
まとめ
日本らしい「いい仕事してますねぇ」という感覚がビシビシと伝わってくるSugi NB4をご紹介した。
パッシブのいいベースを探している方は、一度試してみるといいと思う。きっと思わず「いい仕事してますねぇ」と言ってしまうと思う。
Sugi曰く、Fenderのようないいビンテージの楽器を作ることが目標の一つで、そのために創業当初からNight Breezeの形状は変わってないらしい。(ヘッドがちょっと大きくなった気はするけど)
自分のステキなNB4も、そんなビンテージの1本になり、後世に長く残ってくれることを切に願うばかりである。大事にする。ほんと。
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